アロマセラピーの中で、ラベンダーは最重要な精油となります。
アロマセラピーの起源となったラベンダー
フランス人化学者のルネ・モーリス・ガットフォセが実験中に大やけどを負いました。
その時にすぐそばにあった、ラベンダー液に手を入れすぐに治ったのをきっかけに、
「アロマセラピー」の言葉が生まれました。その後ほかの植物の精油の研究が始まりました。
アロマセラピーの歴史の第一歩でもあるのが、ラベンダーなのです。
時をかける少女のタイムリープのきっかとなった香り
「時をかける少女」は、筒井康隆氏のSF小説です。
私も中学校時代に、読んでラベンダーの香りをずっと嗅いでみたいと思っていました。
でも、合成の香りの洗剤とか、トイレの芳香剤でしか香りを知る方法が無く
ラベンダーってこんな香りなんだ。と思い込んでいました。
アロマセラピーを通して初めて本物の香りに出会う事ができました。
「時をかける少女」は、
主人公が、ラベンダーの香りを嗅ぐとタイムリープするのです。
その小説の一部を抜粋しました。
「なんのにおいかしら?」
それは、すばらしいかおりだった。和子はそのにおいがなんなのか、ぼんやりと記憶しているように思った。−−−なんだったかしら?このにおいをわたしは知っている。−−−甘く、なつかしいかおり・・・。いつか、どこかで、わたしはこのにおいを・・・。
香りの認識
臭覚は、人間の感覚の中で最も原始的な感覚の一つであり、
唯一脳神経に直接伸びている第一神経です。
私たちは香りをどうやって、認識するのでしょうか。
①空気中の芳香分子(香り)が鼻から入ります。
②芳香分子は粘膜に取り込まれます。
③取り込まれた芳香分子は、タンパク受容体という香りをキャッチする鍵穴のようなものがあり
芳香分子は、そこにはまり込みます。
④タンパク受容体の先には臭毛→臭球→臭索→大脳辺縁系に伝わる
⑤その香りがどういう香りか大脳が認識することによって、私たちは香りを認識することができるのです。
※③~④は臭覚受容細胞と言われています。
なぜラベンダーの香りでタイムリープしたのか
大脳辺縁系の隣に、記憶を司る海馬という部分があります。
香りを嗅いで、過去のことを思い出すのも、大脳辺縁系に香りの刺激が伝わることで
海馬に影響している関係だと言われています。
筒井康隆氏はこの香りが伝わる経路を知っていて、
過去の事を思い出す=タイムリープ と結びつけたのではないかと思います。
更に、ラベンダーの香りの効果として
①リラックス効果(安眠効果が高い)
②精神的なストレス緩和
があり、安眠=タイムリープ、ストレス緩和=タイプリープする間のストレスを緩和
などを考えたのかもしれない。と勝手に解釈してしまいました。
語源
ラベンダーの語源はラテン語の「ラワーレ(洗う)」からきており、傷を洗い清めるといった意味からきています。
さらに、ランドリー(洗濯)も同じ語源からきています。
イエスキリストが生まれたとき、聖母マリアが産着を洗ったのがラベンダーの精油だったという言い伝えもあります。
ラベンダーオイルの特徴
ラベンダーは数ある精油の中でも、希釈せず(薄めず)に、直接皮膚につけても良い精油です。
①最も安全なオイルです。優れた抗炎症作用があります。
②バランスをとる。正常な状態に戻す。
行き過ぎた自分の思いこみや考え方を、もとに戻す効果があります。
③鎮静効果がある。
心も身体もこの作用があります。
④筋肉の弛緩作用、鎮静作用があるため痛みを早くとる。
⑤リラックス作用
精神面での緊張感を取るためストレスを抱えていると思ったらすぐに思い浮かびます。
⑥消毒効果が非常に高い。
アロマバスなどに使用すると、肌に菌を寄せ付けない、免疫力が付く。
⑦癒傷、賦活作用がある。
小さな擦り傷、やけど、ニキビ、細胞賦活作用があるのでアンチェイングに最適です。
余談ですが、
私がアロマセラピーの学校に通っていた時に、ジャーメイン先生が教えてくれました。
パトリシアデービス(IFA創立者の一人、アロマセラピー辞典の作者)が、イギリスのラジオで
「無人島に精油を10本持っていくとしたらどれを持っていきますか?」との質問に
「10本すべてラベンダーを持っていく」と答えていた。って。
ラベンダーは、それほど優れた精油なのだと教えてもらいました。
ラベンダーオイルの使い方
では、どういう時にラベンダーオイルを使ったらよいでしょうか。
①精神的ストレスを受けている時
②夜によく眠れない時(お風呂に入れるか、枕元に数滴たらす)
③ちょっとした傷の応急手当
④やけど、ニキビ
③、④は直接1滴つける
⑤打撲したとき
直接1滴、又はキヤリアオイルに希釈して塗布
アロマセラピーを始めるなら、まずラベンダーからOneDropしてみてください
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